file No.10022:
Ristorante Lo Strettoio
リストランテ ロ・ストレットイオ
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フィレンツェの中心地から、車で北西の方角に
20分位行ったところにあるリストランテ、「ロ・ストレットイオ」。シェフでオーナー夫人でもある
エリザベッタは、正統派トスカーナ料理の継承者として、本来在るべきトスカーナ料理の姿を
記した著書も多数出版している。トスカーナには世界中から多くの観光客が訪れ、歴史的建造物やメディチの芸術、美しい自然を楽しんでいる。観光客の数だけ飲食店も必要で、当然トスカーナ料理が求められよう。しかし正統派料理人の数は追いつかず、実力層は薄くなる一方。「店は多いが旨くない」が、トスカーナ特にフィレンツェの現状だ。正しいトスカーナ料理が食べたければ、フィレンツェ以外で観光化が進んでいない地域を旅するか、ロ・ストレットイオのように数少なくなってしまった正しい店を探すしかない。
トスカーナ料理はよく「クチーナ・ポーヴェラ=
貧しい料理」と形容される。それはトスカーナ料理が、貧しい農家の「お袋の味」を起源にしているからだ。とかく日本やアメリカなど外国ではトスカーナ料理を過剰に美化して商売にしているが、本当のトスカーナ料理とはそんなものではなく、「極上の美味さはないが、毎日食べても飽きが来ない健康的な日常食」と言える。
@ロ・ストレットイオのテラスから、フィレンツェ市街の眺望。写真では判り難いが、中央に白っぽい点のようなドゥオーモが見える。辺りはほとんどオリーブ林。ロ・ストレットイオとはオリーブの圧搾機のことで、リストランテを開業する以前に、現在のダイニングの場所がオリーブの圧搾場だったことから名付けられた。今でも当時の古いストレットイオが骨董品として、店内にどっしりと鎮座している。
Aトスカーナの伝統的前菜。レバーのパテ、トマトのパッパ(パン粥:本来はプリモだが前菜として少量が供された)、豚肉のパテ、イタリア風卵焼きのフリッタータ。
B雉(キジ)のテッリーナ。冷たいのも美味しいだろうが、温製テッリーナとして供された。雉の内臓ごとスパイスと共に挽き、テリーナ(鉢)に
詰めて蒸し焼きにする。
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